ジルコニア
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ジルコニア
ジルコニアの特徴
軽量
ジルコニアは、従来の金属素材と比べてとても軽いため、口腔への負担が軽減され、違和感もありません。
ジルコニアは密度もフレームの重量も、プレシャルメタルの約3分の1まで軽減されます。
強度
ジルコニアは曲げ強度が非常に高く、簡単に割れたり欠けたりしません。
鉄などの金属よりも硬く、世界で一番硬い天然ダイヤモンドに次ぐ硬度があります。
また耐久性と耐腐食性に優れ、長期安定性があります。
審美性
ジルコニアは光の透過性があるため、見た目が大変美しく、天然歯に合わせた色調の再現が可能です。
経年による変色も無く、被せ物の支台に金属を使用した場合に、金属が見えてしまったり歯茎の色が変わったりすることもありません。
生体親和性
ジルコニアは、人工関節としても使用されるほど人間の体に優しく、馴染みが良い材料です。
金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。
安定性も高く、長期的に使い続けることができる素材です。
耐乏する歯にやさしい
ジルコニアは、高強度でありながら、きれいに磨き上げた表面は非常に滑沢です。
また、従来のセラミックス材料より合わさる天然歯を削らないため、天然歯にとって優しい材料です。
技工物の種類
ジルコニアセラミック
ジルコニアフレームの上に彩色用のセラミックを加えた二重構造の被せ物です。
歯の色調表現の幅が広がり、天然歯のように自然でキレイな仕上がりになります。
そのため、審美性が重要視される前歯に使われることが多いです。
単冠からロングスパンブリッジと、幅広い症例にご使用いただけます。
フルジルコニアクラウン
金属を使わず、ジルコニアのみで製作した単体構造の白い被せ物です。
高強度のジルコニアにステイニングで着色するためとても丈夫で、力のかかる奥歯でも破損などの心配がなく、安心して使用できるクラウンです。
連結やブリッジにも対応しております。
表面にセラミック加工を施していないため、欠ける心配がありません。
CAD/CAMと呼ばれるコンピューター機械で製作するため、見た目・物性ともに安定した製品となっております。
オールセラミック比較表
| ジルコニア・ポーセレン | e-max クラウン・インレイ | オールジルコニア クラウン・インレイ |
|
| 製作方法 | ジルコニアフレームの上にセラミック加工（陶材）を施します。 | 強化ガラスセラミック（ニケイ酸リチウム）のみで製作し、ステイニングで仕上げます。 | ジルコニアのみで製作し、ステイニングで仕上げます。 |
| 強度 | ★★ | ★★ | ★★★ |
| 色調 | ★★★ | ★★★ | ★★ |
| 適応 | 連結・ブリッジ、ロングスパンが可能です。（前歯・臼歯） | 基本的には単冠で使用されます。（前歯・臼歯） | 連結・ブリッジ・単冠が可能です。 |
| 特徴 | 症例によりジルコニアフレームにて咬合をサポートします。オールジルコニアとのコンビネーションも可能です。 | セラミック加工をしないためチッピングなどの心配が少ないです。インレイ・ラミネート・クラウン製作が可能です。 | すべて高強度ジルコニアで製作するため、破折の心配がありません。より強度が必要な場合に向いております。 |
| 注意点 | ベースのジルコニアは硬すぎて、時として治療が困難です。 | 細い支台・クリアランスの少ないケース・狭窄したインレー窩洞ですと、製作が困難な場合があります。 | CAD/CAM制作のため、形成によっては、製作が困難な場合があります。 硬すぎるため、噛み合わせの調整が困難な場合があります。 |
about order
患者様のことを想いながら、一つ一つ丁寧に製作しております。
歯科医の先生とパートナーのような関係性で、”患者様のために共に仕事ができる技工所”を目指して、日々業務に励んでおります。
現在、歯科医院様より歯科技工物の製作を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。